(02- 英語スピーキングスキルアップBOOK)
◆スピーキングの上達には基本動詞(頻繁に使われる基本的な動詞)
をまず使いこなせる事が重要です。
言いたい事が表現できたりるようになったり自然な英語に近づきます。
多少話せるようになっても、話し込むとカタコトの英語になり、
目指すレベルはまだまだ先ですが基本になります。
『「高度なレベルの単語」と「2、3千~5千語
レベルの多義性単語」も両方絶対欠かせない。』
(P52、英語スピーキングスキルアップBOOK より引用 )
以前でてきた「単語を深く広く理解する事」も重要という事です。
レベルの高い単語、頻出度の低い単語、は、
それほど多くの意味を含んでいない場合が多いのですが、
5,000語レベル位までの単語は多義性を意識した学習が必要です。
3,000語レベル、5,000語レベルと、多義語を習得していく事が、
スピーキングの語彙力の目標設定に有効です。
◆英語らしい英語をマスターするには、
英語独特の発想を意識して学習することも大切です。
例えば日本語にはなじみのない無生物主語です。
「次の朝2通の手紙が届いた。」
「The next morning brought me two letters.」
‘I’が主語ではなく’朝’が主語です。
文法も意識して理解し、何度も練習して吸収することが大切です。
特に英語学習初期に意識したほうが良い事は、
「文型」「動詞(自動詞・他動詞)」
「時制」「冠詞・単数・複数」
次に、「代名詞」「形容詞」「副詞」
これを参考にし自分が重要と思ったことから学習を進めていけば、
自分なりの学習の順番が見えてきます。
他にこの本では前置詞の重要性があり、例文がたくさんあります。
◆スピーキングの上達に役立つ方法が書かれてあります。
効果的だと思ったことは下記です。
・邦画を英語字幕でみる(or 英語音声のみでみる)
・シャドーイング
・海外テレビドラマ(英語音声英語字幕でみる)
・ネイティブスピーカーとの会話中に指摘してもらう
・ライティング添削
『「自然に」ネイティブの発想の英語で話せるように
なった人は、たいてい英語圏に10年以上住んでその
言語文化を吸収したような人たちです。』
(P104、英語スピーキングスキルアップBOOKより引用 )
裏づけデータはありませんでしたが、
英語を教えているプロの方の意見なので、信憑性は高い高いとように思います。
英語を自分なりに話せるようになり、
ある程度の意思疎通ができるようになると、
「ネイティブだったらもっと英語らしい表現をつかうのでは?」
といつも思います。
これは日本語を英語にした英語で話しているレベルです。
このレベルから抜け出す方法は、ここでは、
英語を英語で理解する、日本語を介して理解する、
の組み合わせが大切とありまます。
やはり母語も利用しながら順を追って学習していくしかなさそうです。
◆対話能力の種類について、ここでは、
1、おしゃべりする能力
2、説明する能力(描写能力)
3、議論する能力
に大きく分けています。
おしゃべりはフレーズの丸暗記などである程度対応できることがありますが、
2、3、は大変です。
おしゃべりだけ聞いて「ネイティブみたい!」と思えた人でも、
議論してみると「ん?静か。。」となる人もいます。
他には、英語で質問に答えるときの目安として、
『140~160語ぐらいのスピードで最低20秒間、長くても40秒間ぐらい、
無駄のない英語で理路整然と話す。』
(P196、英語スピーキングスキルアップBOOKより引用)
とあります。20秒以上話すという事は、結論・事例・補足説明など、
理論的思考のトレーニングが必要です。
スピーキングも自分の弱点を認識し、目標を立て、
対策やトレーニングで上達する事が出来ます。