(03- 英語で英語を読む授業)
◆英文では一文の中に同じ単語を使う事を嫌う傾向があります。
私もライティングをする時は気を使います。
読む側からすると、同じ単語を使わないという事は、
同義語や同じ内容を示す異なった表現を読むことになり、
これらをしっかりと関連づけられないと理解がスムーズに進まなくなります。
例えば、スポーツの試合という内容を伝えるのに、
game , match , competition , Olympic
などと異なった単語で同じ内容が表現されているかもしれません。
英語のテストに、同義語やそれに関わる内容理解の
解答をさせる問題があるのはこの為でしょう。
接続語句も挙げられていて、
これらをしっかりと理解した読み方を学ぶことは非常に大切です。
◆英文音読方法のバリエーションについてです。
ここでは先生と生徒や、生徒同士での音読練習方法などがあり、
自分もやったな、という感じです。
以前に書いた音読をつかったトレーニングと、
共通することも多いので参考になります。
他にも再話の重要性や新出英単語の確認と定着の方法なども書かれていて、
これも以前に書いたことと似ています。
◆この本の最後には、授業と課題の注意点が書いてあります。
生徒がうまく学習できるようにするには、
教材レベルと生徒の英語レベルに注意し、
そのキャップの調整が大切とあります。
教材が簡単すぎてもだめ、難しすぎてもだめ、という事です。
レベルが難しい場合には新出英単語の情報を与えたり、
英文内容のヒントになる情報を与えたりと、
いろいろと方法が書いてあります。
自分で英語の勉強を進めようとする時にも、これはすごく大切で、
同時に自分の英語レベルの把握も重要という事になります。
書店には様々なレベル別の教材があり、勉強方法もいろいろとあります。
何をどうするのが効果的な勉強方法か分からなくなる人がでてきても、
不思議ではありません。
第二言語学習法のある程度の知識と理論で、
自分に効果的な勉強方法を見つけ出し、
それに継続してチャレンジし、
少しづつでも確実な上達を目指したいところです。