学習全般、その他

◆発音

**目標:スピーキングで困らない発音ができる

**学習方法:
・音調やリズムに注意し聞く、まねるで練習
・発音記号の理解→辞書で単語を調べた時は発音もできる

◇メモ:関心度が高ければ大人でも十分に上達する/音読するとき発音に気を取られ理解できない場合は発音学習と分けて練習/発音だけ過度に気にするのはあまり意味がない/

 

◆記憶

・英単語等は、長い間覚えていられる長期記憶で記憶
・効率的な記憶には「興味」と「連合」が大切
・理論だった理解が記憶を助ける(エピソード記憶)
(10歳くらいまでは意味記憶がよく発達していて、その歳を過ぎるとエピソード記憶が優勢)
・記憶法:リンク法-覚えたい事を既に知っている事とリンクさせながら覚える(連合情報)
(記憶は「想像」と「連想」が非常に大切)
・復習のタイミング:
学習から10分後、1日後、1週間後、3週間後、5週間後、9週間後、等で復習し長期記憶に記憶
・忘れる前に復習でき忘れにくくする再話は効果的
・勉強するときは適度な休憩が記憶に良い(休憩時間は数分から10分位まで)
・音読で脳のウォームアップ、記憶力が上がる
・6時間以上の睡眠が大切⇒毎日コツコツと学習
・2秒以内に復唱できる単語や文字の数が、音声的に一時記憶できるスパン
・一日に覚えようとする項目は7~10項目位まで、それ以上は覚えにくくなる事がある

◇メモ:大人でも勉強をすれば記憶力は高まる/お酒は神経細胞によくない/脳の神経細胞は電気信号が通る量で、記憶しないといけない、記憶するまでもないと判断する/中学生のころまでは、意味記憶の能力がまだ高い、しかしこの年齢を超えたころから、少しずつエピソード記憶が優勢に/高校生になる頃から、丸暗記(意味記憶)が苦手になってくる/夢は脳の情報を整え、記憶を強化するために必須な課程、睡眠をとらないと記憶がスムーズに進まない/10歳くらいまでは意味記憶がよく発達していて、その歳を過ぎるとエピソード記憶が優勢/短期記憶は一度に記憶できる個数が限られているのが大きな特徴、その数はおよそ7個

 

◆学習全般
・自分の英語力の自己分析が、レベルアップにはとても大切
・大枠の理解から細部の理解を進める
 – 英語の細かな例外ルールはまずは気にしない
 – シンプルなものから複雑な事を習得していく
 – 重要度の高い事から低い事へと習得していく
 – 目立つ事から目立ちにくい事を習得していく
・1、2、3のサイクルを繰り返し、徐々に全体のレベルを上げていく
 1基礎(単語・文法)
 2受信スキル(読む(負荷大)・聞く(負荷小))
 3発信スキル(書く(負荷大)・話す(負荷小))
・英語学習を習慣化しある一定期間はいつもより集中的に学習する時期を設ける
– 学習目安時間:初級に達するまでの累積授業時間数は1,200時間、中級2,100時間、上級5,000時間
– ネイティブの12才の子の言語レベルを基準にすると、8h×365日×12年=35,040時間が必要
– 目安学習時間:一年間で1,000時間⇒毎日2時間45分。毎日の学習が大切
・英語の勉強を始めた時期と、ある程度レベルアップした後では学習方法を変える
 – 自分の英語レベルを把握し適切な教材で学習
・言語習得を目指す大人は、分析的、意識的に言語習得をする能力を利用する

  ①言語専用の認知能力 ②問題解決能力
  ①は10代後半頃から低下、そこで言語習得を目指す大人は①を②で補おうとする。
  ②は大人になるにつれて発達する能力で、分析し意識的に言語習得をする能力
・間違えながら覚えていくことは避けられない、言語上達の第一歩は自分の誤りに気づく事から始まる
 –  誤りに気付き、誤りの化石化を避けるためにも間違えた後は正しい英語を学ぶ
・理論的な英語学習方法を取り入れ、苦労を前提でどう英語を上達していくかを考える
– まことしやかな俗説、あるいは少人数の偏った経験則にまどわされない
– データが科学的な方法で蓄積されていないことは信じない
・第二言語学習法のある程度の知識と理論で、自分に効果的な勉強方法を見つけ出しそれを継続
・学習と上達度の間の関係はのぼり階段のような曲線で上達(ブレイクスルーの繰返し)
・学習初期では英和辞典をつかい、英語学習中期頃から英英辞典を取り入れ両方を比較する
・問題集の解き方:間違えた問題もあやふやな問題も、「なぜこの答えになるのか?」が説明できるようになるまで学習
・辞書は電子辞書を使い、語源、類語、反意語、例文等を効率よく利用

 

◇メモ:大人は理論的に考えるのが得意でルール(文法等)を理解し、利用してなんとかコミュニケーションできるまでにすぐに到達する/どんなに流暢なバイリンガルでも、どちらか一方の言語が優勢になっている/話し言葉でよく使う単語は、読む時に必要な単語数より語彙数が少ない傾向/文字を読んだり書いたりする活動よりも、聞いたり話したりする活動のほうが認知的負荷は軽い/

 

◆学習年齢
・子供と大人では英語をマスターする為の手段は変えたほうが良い

◇大人
・20歳をすぎても、30歳をすぎても、高得点の人がいる(平均点は下がる)
大人では言語は学習によらずして自然に習得する能力は子供のようにはいかない
言語習得の到達レベルは学習時期が思春期前と後で大きく影響する傾向がある
・文法の学習は、17歳を過ぎると習得が難しくネイティブに近くなれるのは10才前が目安
・一般には、幼児による母語(第一言語)の獲得は、無意識的処理にもとづく学習の典型
思春期を過ぎた頃(例えば中学生)からはじめる第二言語(外国語)の学習は、意識的処理にもとづく学習の典型

◇子供
・言語の習得は6歳くらいまでが活発
・言語習得に役立つ能力は、10代後半頃から低下
・10代前半頃までに英語の環境に入った方が良い
・ネイティブ並の英語にしようとするなら6歳までに習得、8歳が限度
・小学校低学年までの英語習得が理想
・母語習得は4歳位までに一応完了するので、その頃が外国語習得を始める最適期か
・言語は大体2歳から10歳台の子供が学習によらずして自然に習得する能力がある

 

◆英語はできそうでできない
・英語の話し言葉で使われる語彙数は少なく、英文理解ができるとされるカバー率95%
で考えると聞くときに知っていなければいけない単語数はなり少なくて済む
それで意外とできるかも?と思う。⇒タイトルに惹かれ、楽に英語がマスターできるという本を買ってしまう
・リスニングは文法知識を必要とせずに理解できるなど比較的簡単なケースもある
・子供は学習初期は上達スピードが遅いが、その後スピードを増し高いレベルになる
大人はその逆で、低いレベルにはすぐ到達するが、高いレベルになるには上達速度も遅くなり時間もかかる
⇒英会話学校などはこれを言わない?