リーディング

**目標
学習初期:難易度調整をしてある英文が読める(和訳しながら読む)
学習後期:難易度調整をしてない英文が読める(英語を英語のまま読む)
     読み返しをしなくても読める
     WPM (一分間に読める単語数) 黙読で300wpm

*内容が頭の中にイメージや情景ではっきり浮かぶことが大切
*英語を読み返さず左から右に一気に読めるようになる事は文章全体の読解力につながる
*難易度の高い文章は、自分で理解しやすいように噛み砕けるように(=理解の到達点)

 

**学習方法:

★学習初期-中期:和訳しながら読む
【1】
・英訳がある興味のある英文記事を選ぶ
・物語文よりニュース記事を選ぶ
・目安95%以上が分かる英単語でできている英文を選ぶ
 (自分の語彙レベルを知り自分に合っている教材を選ぶ 参考:単語学習
・写真、イラストなどのある記事を選ぶ
・物語を読む場合はストーリーが単純なものを選ぶ
・レベル別の教材や英検の学習等は、自分のレベルに合った英語を学ぶのに最適
・英文の単語レベルを確認する Vocab Profilers  (BNC20)
 英文をコピー&ペーストで入力しSUBMIT、使われている英単語のレベル、頻出度が一目でわかります。
・リーダビリティを参考にする
 § READABILITY TEST TOOL
 § Readability-Score.com

【2】
・リーディングの手順
 ①リスニング:発音の確認
 ②英文テキストの語句・意味チェック:分からない単語を確認
(③コーラスリーディング:音声の後に続いて読む、好みで実践)
 ④パラレルリーディング:音声と同時に音読する
 ⑤個人読み:納得のいくまで自分で読む
(⑥リードアンドルックアップ:好みで実践)
 ⑦レシテーション:暗唱してしまうくらいまで読む
(ただし同じ文章を何度も読むので、集中できない時はすぐに辞める)
・意味をしっかり理解しながらの音読
・始めは文法も細部まで理論的に理解しながら読む
・ 英文を間違えて理解してしまった時は、どうして間違えたのかを下記項目等から追求し復習
-語彙不足による間違った推測
-文法、構文知識の不足
-英文が伝えようとしている事の背景知識の不足
-英文内容への興味がない

【3】
・リーディングでの分からない単語、知りたい単語は調べてノートに記録
・同じ文章の英文リーディングは一日5回位まで

◇WEB

§ the japan times alpha: バックナンバー

§

◇Z – KAI

   

   

◇和文、英文の両方の本を入手し日本語で一度読み終えてから英文で再度読む

◇注釈付き英語本

◇メモ:リーディングでボキャビルもできるが別で取り組んだほうが良い/興味のある文章は事前知識として有効に働くこともある/物語の英文は情報処理の負担が大きく学習の邪魔になる/学習初期は最初に描いたイメージから柔軟に自分の考えを変える事ができず間違った理解を進めてしまう/訳して理解し徐々に訳さなくても理解できるようにする/英文は文字認識、音声化、意味理解の順で読んでいる/音韻化の処理能力を鍛えると、意味理解の処理能力にその余力をまわせる/英文和訳練習を怠らない/遅いリーディングは理解が進まない事があり2秒程で読める文や文節で区切りながらが読みやすい/英文を読むときは、自分の考えを柔軟に対応させる事ができず間違った理解で読み進めてしまう

 

★学習中期-後期:英語を英語のまま読む
・多読で文意のくみ取りを重点に学習
・同じ文章を何度か読み、音読・黙読スピードを上げる
・比較的簡単な英文を多量に読み、内容の理解が100%合っているるか和訳で確認
・2秒程で読めてしまう文節や文の単位で意味を理解
・ 音韻符号化処理能力を早くする(書かれた文字を読んで一度音の情報にする能力)
・同義語での表現をしっかりと紐付けられるように
・WPM(Words per minute)を記録し学習の進捗を把握する
シャドーイングをしながらしっかりと意味も理解する
   シャドーイング:      音情報⇒①⇒意味理解
   音    読:テキスト⇒②⇒音情報⇒①⇒意味理解
シャドーイングで①を鍛え、正確にリスニングができるようにします。多読で②を鍛え、速読することで、読む・聞く、どちらでも早く正確に英語が分かるようになります。
・再話するつもりでリーディング

◇メモ:間違えて意味を理解してしまったときは、何が理由で間違えたかを確認し改善/音読しながら意味理解も同時にできる/音読スピードを上げる(音韻符号化能力の向上・WPM計測) /音読で音韻符号化能力を高めると黙読スピードも上がる/英文を読むときはほぼ全ての語を認識し意味をくみ取る処理をしている/約0.2~0.25秒で1語を認識するイメージ

 

◇Z – KAI:

 

◇和文、英文の両方の本を入手し日本語で一度読み終えてから英文で再度読む

◇映画の脚本

 

★学習初期-後期:シャドーイング

・教材選定:100語に2、3語の未知語がある位の文章レベルで行う

・シャドーイングの手順
①リスニング/概要確認
②マンブリング/ぶつぶつとつぶやく
③パラレルリーディング/読みながら聞いて確認
④英文の意味チェック/意味理解もできるように単語や文法をチェック
⑤シャドーイング(プロソディシャドーイング)/発音を確認することに重点
⑥コンテンツシャドーイング/意味理解をしながらシャドーイング
⑦リピーティング
⑧レシテーション(暗誦)

– 情報処理プロセスを分けて訓練し高速化
– 自分の英語レベルより少しだけ高いレベルの教材を選ぶ
– 一気に早く読める事が意味理解に関係
– 2秒以内に復唱できる単語や文字の数が、音声的に一時記憶できるスパン
– 黙読、精読、音(発音)を理解する音読、シャドーイング、意味理解をともなうシャドーイング、の順序でトレーニング
– 集中しての学習より、分散させて(毎日)の音読が効果的

 

**NG
-学習初期は訳さないで英語は英語のまま理解する、は無理
-分からない単語が多すぎる英文を読もうとする
-常に分からない単語を読み飛ばす習慣をつける
-スピードの遅いリーディング(理解が進まない)
-語彙レベルを調整していない英文でのシャドーイング